スカイブログ

仮想通貨や投資など、お金の増やし方を書いています。

【書評】魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」(西野 亮廣 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

漫才師、絵本作家、イベンター、校長、村長、ついには上場企業の顧問にも就任!肩書きを自由に飛び越える芸人界の異端児が書く“レールからハミ出す人のためのビジネス書”。「自分だけの仕事の作り方・広げ方」、「本当のお金の話」「常識の覆し方」「エンタメの仕掛け方」まで必読!


著者について

著者はお笑いコンビ「キングコング」の西野(@nishinoakihiro)です。


感想

同じく西野の著書「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」が思ったより良かったので、こちらも読んでみました。

結構共通している内容が多い印象です。

「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」が「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」の続編だと思ってもらえば良いと思います。


「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」どちらにも言えることなんですが、ビジネス書なのにお金に対して全然ギラギラしている感じがないです。

西野はお笑い芸人時代、自分の給料を母親の口座に振り込んでもらっていて、自分の貯金額を知らなかったそうなので、そういう人柄が表れているんだと思います。

それに、お笑い芸人として売れっ子だったので、もうお金には困っていないというのもあると思いますけどね😗


お金は儲からなくても良いけど、絵本作家として自分の作品を多くの人に届けるにはどうしたら良いだろう?というのが本書の出発点になっています。


一般のビジネス書

「どうやって商品を売るか?」

「どうやってお金を儲けるか?」


西野のビジネス書

「どうやって作品を届けるか?」

「どうやってビジネスとして成立させるか?」


ビジネス書らしくない砕けた表現で読みやすいので、社会人だけでなく学生さんにも読んでもらいたいですね。



【西野亮廣】道なき道の歩き方〜魔法のコンパス〜


「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」についても書評を書いていますので、良かったらこちらも読んでみてください。

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【書評】仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する"価値のインターネット"

仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する

仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する"価値のインターネット"

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する"価値のインターネット"」(四條寿彦、 Giant Gox 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

リップルコミュニティで活躍する著者が、自身の経験を踏まえてまとめたリップル入門書。
サイト「Ripple 総合まとめ」の管理人で、日本のリップルコミュニティの中心人物であるGiantGox氏が、監修の立場で本書にアドバイスいただいています。
2017年は「仮想通貨元年」と呼ばれ、2018年はさらに注目度がアップ。リップルを中心とした仮想通貨の最前線を知るには最適の一書となります。
リップルは、数ある仮想通貨の中でも、異なる通貨同士の国境をなくす「ブリッジ通貨」として、他の仮想通貨と一線を画しています。国際間の通貨決済などを、瞬時に、無料で、確実に行うことができる、これまでにない画期的なシステムを備え、新しい未来はリップルが切り拓くと考えられているほどです。
とりわけ、これからの基本インフラの発動力となる「価値のインターネット」という概念を実社会に定着させていく上で、極めて重要なカギを握っています。本書はリップルコミュニティのなかで、若手のリップラーとして注目されている筆者による“リップル教科書"として、ゼロからリップルを学ぶことができる究極の入門書です。もちろん仮想通貨全般についても、ていねいな解説が加えられています。

もくじ
I 仮想通貨とは?
参加者が担うシステム運営/ウォレットを操作する二つの「鍵」/なぜ仮想通貨が盛り上がっているのか?/すべてはビットコインから始まった/ブロックチェーン技術と分散型台帳技術/さまざまな承認方式と報酬/二つのフォークと2016年の大事件/ビットコインの本当の歴史/アルトコインが誕生した理由/現在流通している仮想通貨たち。

II 投資としての仮想通貨
初めの一歩、仮想通貨の買い方/仮想通貨投資の心構え/レバレッジは計画的に/覚えておきたいロングとショート/価格で見る仮想通貨の歩み/トークンの先行販売、ICOって何?/仮想通貨所得の税制。

III 進化し続ける支払い手段 フィンテックで変わる日常生活/普及途上にある日本のモバイル支払い/支払いと清算と決済/現在の国際送金の仕組み/問題点だらけの国際送金。

IV 国際送金の問題を打破するリップル
銀行が採用した仮想通貨技術/リップルの誕生/画期的なRCLのシステム/リップル社の概要/インターレジャー/提供する三つのソリューション/『インサイト』で読むリップルの躍進。

V リップルのデジタル資産XRP
これだけは知りたいXRP/リップルが公にした「6つの迷信」/ツイッターなどで見る疑問/競合の懸念はあるのか?/リップルの流動性向上戦略/ワクワクするリップルの可能性。

VI リップルは盛り上がっている! 
ティム・バーナーズ=リーの発言/リップルと関係している企業たち/リップルにまつわるニュース/上がり続けるリップルの認知度/〝熱い〟ツイッターのリップルコミュニティ。

VII リップルで未来が変わる
マイクロペイメントという〝革命〟/大きな意義がある「価値のインターネット」/未来はすぐそこに来ている 


著者について

四條寿彦さん、 Giant Goxさん(@GiantGox)はお二人ともリップルコミュニティの方です。

Giant Goxさんはリップルの情報サイト「Ripple総合まとめ」を運営されています。

gtgox.com


感想

リップルについては、これ一冊読んでおけば OK な感じです。


本書は、

  1. 現在の国際送金の仕組みを説明
  2. 現在の国際送金の問題点を指摘
  3. 現在の国際送金の問題点をリップルがどのように解決してくれるのかを説明

というように、順を追って書かれていて、すごく分かりやすかったです。


リップルには「RippleNet」「xCurrent」「xRapid」「xVia」という複数のソリューションがありますが、システムが複雑で難しいですし、いまいちよく分かっていないという方も多いと思います。

この辺りもきちんと押さえられているので、リップルの仕組みを理解するのに助かりました。


Kindle 版は 352 円とお安いので、ちょっとだけ気になったという方にもお薦めしやすいですね。


さいごに

リップルについては、別記事に書いていますので、良かったら読んでみてください。

nskydiving.hatenadiary.jp

【書評】マンガで身につく 多動力

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「マンガで身につく 多動力」(堀江 貴文 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

原作・堀江貴文、30万部突破の大ヒットビジネス書『多動力』がついにマンガ化!!

旧態依然としたメーカーに勤める、若手サラリーマン鈴木は代わり映えのない日々を送っていた。
一方、同じフロアには「副業で給料の3倍を稼ぐ」という規格外の先輩・堀口が居た。
そんなある日、会社のビルが全社員ごと突然無人島に転送されてしまう。現在地不明、食料も無い、究極のサバイバル。
鈴木は「多動力」を身につけ、生き残ることが出来るのか……!?

「まずは、一つのことにサルのようにはまれ、そして鳩のように飽きよ! 」
「大事な会議でスマホをいじる勇気を持て! 」etc……
いくつもの仕事を同時に動かし、自分の人生を1秒残らず使いきるための究極のスキル「多動力」。
そのエッセンスを凝縮した、衝撃のビジネスコミック!


著者について

この本の著者は 3 人います。

原作:堀江 貴文

シナリオ:星井 博文

企画:箕輪 厚介


原作「多動力」の著者に漫画家の星井 博文が加わった形です。

星井 博文は知らない人が多そうですが、「マンガでわかる〇〇」で多く実績を持つ漫画家さんですね。


本書について

本書は原作「多動力」の漫画版となっています。

「多動力」の書評は別記事に書いていますので、よろしければこちらもお読みください。

nskydiving.hatenadiary.jp


感想

原作「多動力」とどう違うのか気になる方も多いと思いますが、実際かなり忠実に漫画化されていると思いました。

漫画版で追加されている新しい内容はないので、すでに「多動力」読んでいて内容だけ知りたいという方は、漫画版まで読む必要はないかもしれません。

私は「多動力」も読んでいましたが、漫画版は漫画版で面白かったので、読んで良かったと思います。


さて、漫画の内容ですが、他の漫画版ビジネス書とは一線を画しています。

すべては箕輪 厚介のこの一言から始まったんだと思いますが、ストーリーがぶっ飛んでます!


1 章が無料公開されていますので、気になる方は読んでみてください。 newspicks.com


「多動力」も読みやすい本でしたが、「マンガで身につく 多動力」はさらに読みやすくて、読み終わるのに 1 時間もかからないと思うので、忙しい方にはこちらをお薦めします。

【書評】革命のファンファーレ 現代のお金と広告

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」(西野 亮廣 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、"現代のお金の作り方と使い方"と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。


著者について

著者はお笑いコンビ「キングコング」の西野(@nishinoakihiro)です。

はねトび世代で知らない人はいないと思うんですが、キングコングが「はねるのトびら」のレギュラーになったのが 2001 年なので、もう 16 年前なんですね・・・

今の若い人は「西野 亮廣」と言えば、「お笑い芸人」ではなく「絵本作家」だと思っている人が多いんでしょうねえ。


感想

正直言うと最初は全然期待していなかったんですが、読み終わってみるとかなり良かったです。

西野の書いた絵本「えんとつ町のプペル」を売るためにどんなことをやったのかが書いてある本なんですが、他のビジネス書と比べると格段に分かりやすいです。

絵本は 1 万部売れれば大ヒットと言われるくらいマーケットが小さいのですが、その中で「えんとつ町のプペル」は 30 万部以上売れて超大ヒットとなっています。

絵本「えんとつ町のプペル」は Web 上で無料公開されていますので、興味のある方は見てみてください。

本書にも無料で公開することにした経緯が書かれています。


spotlight-media.jp


西野本人による読み聞かせ動画もありますが、絵本とはまた違った雰囲気があって良かったです。


【えんとつ町のプペル】読み聞かせスライドショー|POUPELLE OF CHIMNEY TOWN


実は本書「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」も無料公開されています。

さらに言うと、この本の内容を話している講演会の動画も無料公開されています。


西野亮廣「革命のファンファーレ」出版記念講演会inホーチミン(パート1)


無料公開なんてしたら本が売れなくなるんじゃないの?と思うかもしれませんが、発行部数は 15 万部を突破しています。


えんとつ町のプペル」は映画化されることが決まっていて、2019 年に公開予定です。

ディズニー映画と同時期に公開して、興行収入で上回ることが目標らしいので、こちらも楽しみですね。

【書評】日本再興戦略

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「日本再興戦略」(落合陽一 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

「情熱大陸」出演で大反響! 落合陽一の最新作! 

【本書概要】
AI、ブロックチェーンなどテクノロジーの進化、少子高齢化、人口減少などにより、世界と日本が大きく変わりつつある。
今後、世界の中で日本が再興するにはどんな戦略が必要なのか。
テクノロジー、政治、経済、外交、教育、リーダーなどの切り口から日本と日本人のグランドデザインを描く。


「日本再興戦略」とは、改革や革命ではなく、アップデートです。
必要なことは、「過去において日本は何が機能したのか、何が時代と合わなくなったのか」を検証すること。
本書がポジションを取って未来を作る皆さんの一助となることを祈っています。
(著者より)


日本再興戦略 目次

第1章 欧米とは何か
「欧米」というユートピア/「西洋的な個人」の時代不適合性/「わかりやすさ」の対極にある東洋思想 /日本というブロックチェーン的な国家/平成という破壊の時代を超えて
第2章 日本とは何か
日本の統治構造を考える/イノベーティブな日本の宗教/日本にはカーストが向いている /百姓という「多動力」/中流マスメディアの罪日本は超拝金主義/日本を蝕むトレンディードラマ的世界観/「ものづくり」へのリスペクトを回復せよ
第3章 テクノロジーは世界をどう変えるか99
コンビニに行かなくなる日/「人工知能と呼ばれているもの」の本質/最適化・統計・創発/東洋のイメージをブランディングする/人と機械が融合する自然/テクノロジー恐怖症との折り合い
第4章 日本再興のグランドデザイン
人口減少・高齢化がチャンスである3つの理由/ゲートのない世界へ/ブロックチェーンと日本再興/日本はトークンエコノミー先進国/地方自治体によるICOの可能性/シリコンバレーによる搾取の終わり /ビットコインの未来を占う「3つの問い」
第5章 政治(国防・外交・民主主義・リーダー)
日本だからこそ持てる機械化自衛軍/インド・中国・北朝鮮/揺らぐ民主主義
第6章 教育
新しい日本で必要な2つの能力/幼稚園には行かなくてもいい/センター試験をやめよ /MBA よりもアート
第7章 会社・仕事・コミュニティ221
「ワークアズライフ」の時代/兼業解禁と解雇緩和をセットにせよ/士農工商を復活させよ/「ホワイトカラーおじさん」の生かし方/年功序列との決別/「近代的人間」からの卒業/「自分探し」より「自分ができること」から始める/モチベーション格差の時代


著者について

著者は筑波大学で准教授をされている落合陽一さん(@ochyai)です。

最近、テレビなどメディアにも露出されていて、認知度は上がってきていると思います。

いろんな活動をされているので、何をしている人物なのか分かりづらいかもしれませんが、おそらく「大学の研究者」というのがメインのお仕事だと思います。(たぶん)

仮想通貨にも精通していて、NewsPicks「WEEKLY BITCOIN」という仮想通貨のニュース動画を配信されています。

newspicks.com


良かった点

日本が将来繁栄していくためには、新しい技術をどのように活用して、どのような戦略を立てるべきか論じています。

落合さんは研究者なので「技術」に詳しいのは分かりますが、「アート」「歴史」「政治」「教育」と幅広い知識を持っていることに驚かされます。

また彼の意見は、ユニークで理論的なものが多いので、読み物としても面白いと思います。


注意してほしい点

落合さんの書いた本は、他にも何冊か読んでいますが、文章はちょっと読みづらいと感じます。

全般的に専門用語が多く、私がこれまでに読んだ本の中で一番注釈が多いです。

本文を読んでいるのか、注釈を読んでいるのか分からなくなってきます・・・


仮想通貨についても言及されていますが、一章だけです。

仮想通貨のことを知りたいのであれば「WEEKLY BITCOIN」の動画を観た方が良いかと思います。

【書評】多動力

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「多動力」(堀江貴文 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

堀江貴文のビジネス書の決定版!『多動力』

Iotという言葉を最近ニュースでもよく耳にすると思う。

これは、ありとあらゆる「モノ」が
インターネットとつながっていくことを意味する。

すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果〝タテの壁〟が溶けていく。
この、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。

そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる
「多動力」なのだ。

この『多動力』は渾身の力で書いた。
「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信しているからだ。

「はじめに」より

第1章 1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
第2章 バカ真面目の洗脳を解け
第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
第4章 「自分の時間」を取り戻そう
第5章 自分の分身に働かせる裏技
第6章 世界最速仕事術
第7章 最強メンタルの育て方
第8章 人生に目的なんていらない


本書について

ホリエモンこと堀江貴文さん(@takapon_jp)の著書で、ビジネス書としてベストセラーになっています。


著者について

テレビなどメディアにも露出されているので、知らない人はいないと思いますが、意外に今何をやってる人なのかよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。


1972年、福岡県生まれ。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在は宇宙ロケット開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」「マンガ新聞」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活動を展開。有料メールマガジン堀江貴文のブログでは言えない話」の読者は1万数千人の規模に。2014年8月には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」をスタートした。


肩書としては投資家、実業家、作家と言ったところでしょうか。

ご本人も言われていますが、最近はライブドアの社長という呼ばれ方はされなくなってきて、「多動力」の人になってきているそうです。

世間を騒がせたライブドア事件はもう 14 年前なので、若い人はそもそも「ライブドア」を知らないらしいです・・・


良かった点

ホリエモンの書いた本」ということで、信用できる内容なのか不安に感じる方もいるかもしれませんが、そういう方は損をしていると思いますね。

ビジネス書として、すごく良いことが書いてあります。

サラリーマンとして、真面目にコツコツ働いても生活は良くなっていきません。

どうしたら限りある時間を有効に使えるのか、仕事で成果を出せるのか、ということを指南しています。

あまり難しい言葉を使っておらず、ページ数も多くないので、普段からあまりビジネス書を読まない方にもお薦めです。

マンガ版も 3 月に発売される予定なので、活字が苦手な方はこちらで読んでも良いと思います。

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)


注意してほしい点

他のビジネス書もそうですが、実際に実践するのは、正直しんどそうなことも書いてあります。

個人的には、

「大事な会議でスマホをいじる勇気をもて」

「1晩10軒以上ハシゴしろ」

は、いろいろと難がある気がしました。

【書評】ビットコインはどのようにして動いているのか? ビザンチン将軍問題、ハッシュ関数、ブロックチェーン、PoWプロトコル

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「ビットコインはどのようにして動いているのか? ビザンチン将軍問題、ハッシュ関数、ブロックチェーン、PoWプロトコル」(大石哲之 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

中本サトシの論文は何がかかれているのか?
中央機関も管理者もないのに、なぜビットコインは整合性を保てるのか?
ビットコインの「採掘」とはなにをしているのか?

ハッシュ関数、公開鍵暗号、ブロックチェーン、PoWなど

ビットコインについては見慣れないコンピュータサイエンスの用語が並びます。

本書は、これらの仕組みをゼロから解説した、本邦初のビットコインの原理の解説本です。

ビットコインを謎の貨幣、バーチャル通貨、投機商品とみるだけでは近視眼的すぎます。
ビットコインは、もっと本質的な計算機科学上の大きな発明です。 この発明について、本当に理解できた時、あなたは興奮して、夜も眠れなくなるでしょう。 
私もそうでした。 
ビットコインには、サイエンス好きのかたの好奇心を満たすワクワクする原理が潜んでいます。

本書は、中本サトシの論文「 P2Pベースの仮想通貨 - ビットコイン」の本質を、文系の方でも理解できるように、数字をつかわず、簡単な比喩をつかって解説し、このアルゴリズムの本質に迫ります。

・計算機科学の難問、「ビザンチン将軍問題」とは?
・公開鍵暗号、電子署名チェーン、ハッシュ関数とは?
・マイニング(採掘)とはいったい何をしているのか?採掘の仕組みとは?なぜ採掘でコインが発行されるのか?
・ブロックチェーン、ナンス、ハッシュ、PoWプロトコルの意味
・ビットコインの動作原理は、どのような応用ができるのか?この原理の深遠なる可能性とは?

技術書ではなく、読み物として書いてありますので、どなたでもお読みいただけます。数学などを使わずに書いており、初歩的なコンピュータの知識でも理解できます。

0.はじめに
1.ビザンチン将軍問題
2.ビットコインの全体像
3.トランザクション(取引)
4.ハッシュ関数
5.マイニング(採掘)
6.善意の採掘者
7.終わりに アンドリーセンが夢想する未来


本書について

ビットコインの仕組みについて、一般人でも理解できるように説明しています。

アマゾンでベストセラーとなっていて、レビュー評価も高いようです。


良かった点

日本円は政府や銀行が管理していますが、ビットコインに管理者はいません。

「それで誰か不正をする人が出てこないんでしょうか?」

本書はその疑問に答えてくれます。

ビットコインが高い信頼性を保つ仕組みについて、一般人でも理解できるように説明しています。

紙の長さにして、僅か 66 ページと非常にコンパクトですが、重要なポイントはしっかり押さえてあると思います。

また、500 円という低価格なので、マンガ感覚で気軽に買えます。


注意してほしい点

紙の本は販売されておらず、電子書籍しかありません。

普段から電子書籍を読む習慣がない人にとっては、ちょっと困るかもしれません。

また、一般人向けに書かれているので、専門家でなくても問題なく読めると思いますが、人によっては少し難しい内容に感じるかもしれません。