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【書評】1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣」(ケビン・クルーズ 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

7人の億万長者、239人の起業家、13人のオリンピック選手、29人のオールAの学生に学ぶ生産性向上の日常習慣
(独自の取材と研究が明らかにした、)成功者共通の「生産性向上の習慣」を公開!

・成功者はToDoリストを使わない!
・億万長者はノートを手書きする!
・起業家は朝の習慣を重視する!
・オリンピック選手は「ノー」と言う!
・オールAの学生はSNSを遠ざける!

時間に追われることなく、生産性を向上させ、充実した生活を送るために。
著者は、成功している友人たちに時間管理のコツを聞いて回るうちに、ある共通点に気づく。それは、だれひとり「本に書かれているような方法」を口にしなかったことだ。そして判明した秘訣のひとつが「ToDoリストを使わない」ということだった。

そこで著者は、さらに多くの成功者たちへ接触を試み、独自の取材と調査を行った。

●自力で大成した億万長者は、私たちと違う働き方をしているのだろうか?
●常にプレッシャーにさらされている起業家は、どうやって高い生産性を維持しているのか?
●刻々と過ぎゆく時間と戦うオリンピック選手は、いかにして集中力、自制心、エネルギーを維持しているのか?
●MITやハーバードでオールAを取り続ける学生に必要なものとは何だろうか?

7人の億万長者、13人のオリンピック選手、29人のオールAの学生、そして239人の起業家。計288人への取材から導き出された、時間管理と生産性向上にまつわる15の秘訣を、本書ではより実践しやすい方式とともに紹介する。

「ノートは手書きでとる」「メールは一度しか触らない」「ノーと言う」「日々のテーマを決める」など具体的ノウハウから、「最重要課題の見極め方」「先延ばし癖を克服する極意」「桁外れの利益を得るための思考法」まで15の秘訣が、あなたの人生に輝きを取り戻してくれるだろう。


著者について

著者はケビン・クルーズ。

ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー作家、フォーブス誌寄稿者、基調講演者。

複数の数百万ドル規模の企業の創業者。

「フォーチュン500」企業のCEOのほか、海兵隊将官、連邦議会議員を指導している。

アメリカンドリームを求め、22歳で最初の会社を起業。

昼夜なく働き、ワンルームの事務所で暮らし、毎日YMCAでシャワーを浴びる生活を1年続けた後、巨額の負債を抱えて挫折。

しかし「一意専心のリーダーシップ」と「分単位の時間管理」に目覚めてからは、複数の会社を起業し成功 。


感想

忙しい現代人のための時間管理術の本です。

  • 毎日仕事に追われている😩
  • 次から次へと新しい仕事が降ってきて、予定通りに進まない😩
  • めちゃくちゃ頑張ってるのに、成果が出ない😩

こういう人たちに、ぜひ読んでもらいたい。


著者がビジネスマンなので、基本的にはビジネスマン向けだと思うんですが、学生や主婦の方が読んでも参考になると思います。


この記事では、私が個人的に気になったトピックを 4 つだけご紹介します😉


もっとも重要なタスクを見極める

いきなり時間管理とは直接関係ない話なんですが、おそらく一番重要です!


なかなか言いづらいことですが、仕事に忙殺されてしまっている人ほど、重要な仕事をしていません。


ぶっちゃけて言ってしまうと、どうでもいい仕事に時間を取られているということですね😓


一番重要な仕事を 1 つだけ決めて、それだけに注力するというやり方に変えましょう!


ToDo リストをやめる

「やることリストを作って、優先順位をつける」というやり方をしている人は多いと思いますが、そのやり方は NG です😠


これをやってしまうと、いつになったらすべての仕事が終わるのか分からなくなってしまうので。


仕事はスケジュール表に書いて、時間になったら必ずその仕事をやるというやり方に変えましょう!


仕事の依頼に「ノー」と言う

「どうでもいい仕事」は断りましょう。

・・・と言うのは簡単ですが、日本人って断るの苦手な人が多いですよね😓

すべての「イエス」は他への「ノー」だということ意識しましょう。


外部委託する

「重要ではないけど、やらないといけない仕事」は外部委託しましょう。


会社でいうと、経費計算や清掃がそれに当たりますが、日本では社員がやってるところが多いですよね。


「自分のことは自分でやれ」という風潮があって、他人に任せると「怠けている」と思われますからね😓


どう考えてもコストに見合わないのになあ😩


さいごに

アマゾンの読み放題サービス「Kindle Unlimited」の会員は無料で読めます。

この記事を読んで、ちょっとでも気になったという方は、ぜひ読んでみてください😉

【書評】人生の勝算

人生の勝算 (NewsPicks Book)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「人生の勝算」(前田 裕二 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

今、最も注目される若き起業家が生きていくための路上ライブで身につけた人生とビジネスの本質をすべて明かす―。

SNS時代を生き抜く為に必要な〝コミュニティ〟とは何か。
SNSの次の潮流である、ライブ配信サービスの最前線はどこか。

アーティスト、アイドル、モデルなどの配信が無料で視聴・応援できる。そして、誰でも配信者になれる。画期的な仮想ライブ空間の「SHOWROOM」を創り出した前田裕二の全思考。

「勝算なんて何の根拠もないことを、この若き経営者は知っている。だから、前田裕二を信じた。」
――秋元康

秋元さんが〝堀江以来の天才がいる〟というから会ってみたら、本当だった。
――堀江貴文

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「秋元さん。僕は、ビジネスにも人生にも、勝算があります」

秋元康さんと出会った頃に、伝えた言葉です。
僕の勝算は、ビジネスにとどまらない。
僕は、自分の人生に勝つ自信がある。そんな、僕のような若造の言葉を受けて、秋元さんは、「君の、根拠のない自信が好きだ」と言いました。
以来、「人生の勝算」という言葉は、僕が迷った時に立ち返る大事な考え方になっています。

上述の通りこの本では、成長ビジネスの勘所について語っており、この本を読めば、あらゆる〝ビジネス〟の勝算が上がると確信しています。

しかし、単なるビジネス本は書きたくなかった。この本を手にとってくれた方が、自分の〝人生〟そのものについて、勝算を持つ。そんな、温かい本を書きたかった。

僕が全力で魂を注ぎ込んだこの本が、皆さんの人生を1㎜でもプラスの方向に傾けることを、心から願ってやみません。

(本書 「プロローグ」より) 
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目次
プロローグー経営はストリートから始まった

第1章 人は絆にお金を払う

原点となるギター弾き語り時代
なぜスナックは潰れないのか
モノ消費からヒト消費へースナックの客は人との繋がりにお金を払う
AKBグループが強い理由
ファンの「中の人」化でコミュニティが強くなる
AKBはスナック街である
共通言語があるかどうか
コミュニティ作りがあらゆるビジネスの鍵になる

第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテインメントのかたち

ファンビジネスの4象限
秋元康さんは下の2象限を見ている
クオリティとは何か
第二の自分がコミュニケーションを加速させる
「前向き課金」と「後ろ向き課金」
観客がコンテンツになる
インタラクションがクオリティとなる価値観を再定義したい

第3章 外資系銀行でも求められたのは「思いやり」

越えられそうになかった「宇田川さん」
一人の力では地球は動かせない
当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続ける
まずゲームのルールを理解する
コミュニケーションとは、さらけ出すこと
営業で勝つためにはニーズの見極めがすべて
ディベートで鍛えた瞬発的仮説思考力
ハードスキルより重要な人当たりのセンス
思いやりとは、「他者」の目を持つこと

第4章 ニューヨーク奮闘記

アメリカではクレージーなキャラを演出
「チーム全体の売り上げを一人で稼ぎます」
代替不可能な価値を果たせているか
モチベーションはどんな仕事にも勝る
見極めてから掘れ
人の3倍の密度で生きる
自分について考えたノートを何冊作っているか
人生のコンパスを持つ
他者の価値観という物差しを当てる
「決めている」ことの強さ
終わりを意識しているか

第5章 SHOWROOM起業

南場さんに会いに行く
「起業道場」DeNA
情熱を投じた量に応じて結果の出る世界を創りたい
人の根源的欲求に根ざしたサービス
ビジネスパートナーは「東京の東側の匂い」がする人がいい
絶対に揺るがないビジョンの見極め
挫折に次ぐ挫折と、ぶち当たった現実
アイドルを軸にスタートした最大の理由は“熱量"
現場から信頼が生まれる
愚直な営業で信頼を積み上げる
種火なくして炎は立たない
扉は開くまでしつこく叩き続ける
秋元康さんとのご縁

第6章 SHOWROOMの未来

ソーシャルネットワークの次に来るもの
世界一にこだわる理由
アメリカ人はルール作りに長けている
誰もが平等に機会を得て、努力でスターダムにのし上がれる世界へ

エピローグーコンパスは持っているかー


著者について

著者はSHOWROOM株式会社の社長、前田 裕二さん(@UGMD)です。


SHOWROOMとは

SHOWROOM はSHOWROOM株式会社が運営するライブストリーミングサービスです。

www.showroom-live.com


同じライブストリーミングサービスとしては、ツイキャスニコ生も有名ですね。

SHOWROOM の特徴としては、AKB48 やよしもと芸人などプロの配信者が多いこと、生配信のみでアーカイブ動画がないことが挙げられます。


最近では、動画アプリの収益部門でネットフリックスを押さえて、日本国内 1 位となったことがニュースに取り上げられました。

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感想

前田 裕二がストリート・ミュージシャンとしてデビューしてから、UBS 証券、DeNA を経て SHOWROOM を設立するまでを語っています。

ビジネス書というよりは、少し小説的だと思いました。


大きくは2つのことが書かれています。

  • 前田 裕二がこれまでの人生でどんなことを考えてきたのか?
  • SHOWROOM がどんなサービスで、どうやって収益化してきたのか?


正直に言うと、この本を読むまで前田 裕二のことは、ほとんど知りませんでしたし、SHOWROOM も名前だけは知っていましたが、一度も使ったことはありませんでした😅


若手起業家ということでホリエモン(堀江 貴文)と比べられることもあり、結構チャラチャラしたイメージだと思っていたのですが、本を読み終わって、前田 裕二の印象が変わりました。


幼少の頃に両親をなくしていて、かなりの苦労人です。


あと天才ですね。


人気サービス SHOWROOM を生み出したからという以前に、ストリート・ミュージシャン時代に 1 万円の投げ銭をもらえている時点で、すでに才能ある人間だと思います😓


「SNS の時代の次はライブストリーミングの時代が来る」と言われています。

日本のライブストリーミング市場はまだ成長段階だと思いますが、中国ではすでにかなりの市場規模になっていて、SHOWROOM の元になった YY(ワイワイ)は、2017 年に 115 億 9479 万元(1940 億円)の売上を達成しています。

今後、SHOWROOM がどこまで広がっていくのか気になりますね。


前田 裕二が出演して、この本に書かれていることについて語っている LivePicks の動画がありますので、良かったらこちらも観てみてください。

www.houdoukyoku.jp

【書評】AIとBIはいかに人間を変えるのか

AIとBIはいかに人間を変えるのか (NewsPicks Book)

AIとBIはいかに人間を変えるのか (NewsPicks Book)

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「AIとBIはいかに人間を変えるのか」(波頭 亮 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

経営コンサルタント・波頭亮によるAI(人工知能)・BI(ベーシックインカム)論の決定版! 
産業革命以来の社会変化に対応するために読むべき必読書。

【人類史上初、我々はついに「労働」から解放される。この歴史的大転換をどう生きるか! 】
すべての生産活動をAIが行い、生きていくためのお金はBIで賄われる。
働く必要ない世界はユートピアか、深い苦悩の始まりか―。


本書は「AIとBIは世の中をどう変えるのか」について分析し、予測し、メッセージを提起したものである。
単なる未来予想の一つの寓話になってしまわないように、まず簡潔に、しかし総括的にAIとBIについて紹介・解説して、それぞれが持つ現代社会を根底から覆してしまう可能性を分析した上で、AIが更に発達し、BIの導入が実現すると、世の中がどう変わっていくのかを明らかにしていく。
本書を手に取ってくださった方々が、AIとBIが社会にもたらすであろう変化とインパクトを知り、AIとBIによる豊かな社会と良き人生を実現するために少しでも参考になれば幸いである(「まえがき」より)


著者について

著者は経営コンサルタントの波頭 亮さん(@ryohatoh)です。


感想

AI(人工知能)とBI(ベーシック・インカム)を同時に扱っている本は見たことがなかったので、「AI と BI はどう関係しているんだろう?」と思って読んだんですが、実はあまり関係ありませんでした😓

人間の代わりに AI が働いてくれる時代になったときに、富の再分配する方法として BI が考えられるというくらいで、ちょっと結びつきが弱い気がしますね。

内容的にも AI の章と BI の章に分かれているので、2 冊の本が一緒になっていると思って読んだ方が良いと思います。


初心者向けに書かれているので、AI や BI の知識がほとんどなくても大丈夫です。


AI の章は要約すると、以下のようなことが書かれています。

  • AI とは
  • AI の歴史
  • AI は何ができて、何ができないのか?
  • AI は人間の仕事を奪うのか?

もし他に AI に関する本を読んだことがあれば、かなり退屈な内容だと思います😓


BI の章は要約すると、以下のようなことが書かれています。

  • BI とは
  • BI のメリット
  • BI の制度的懸念点は何か?
  • BI 導入の障壁は何か?
  • BI の導入事例

私は BI について、きちんと学んだことがなかったので新鮮な気持ちで読むことができました。


「BI の制度的懸念点=BI 導入の障壁」だと思っていたのですが、実は違うらしいです😯

実は BI の制度的懸念点は解決方法があって、BI 導入の障壁は別にあると書かれています。


BI の制度的懸念点

  • フリーライダー問題(働かない人を増やす)
  • 財源問題(そもそも財源が足りない)


BI 導入の障壁

  • 官僚の抵抗
  • 「働かざる者、食うべからず」の社会通念


この本を読む前は、BI なんて実現不可能なものだと思っていましたが、実はあと一歩のところまで来ているんだなという実感が湧くようになりました。

早く「働かざる者も、食ってよし」の世界になってほしいです😊

【書評】魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」(西野 亮廣 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

漫才師、絵本作家、イベンター、校長、村長、ついには上場企業の顧問にも就任!肩書きを自由に飛び越える芸人界の異端児が書く“レールからハミ出す人のためのビジネス書”。「自分だけの仕事の作り方・広げ方」、「本当のお金の話」「常識の覆し方」「エンタメの仕掛け方」まで必読!


著者について

著者はお笑いコンビ「キングコング」の西野(@nishinoakihiro)です。


感想

同じく西野の著書「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」が思ったより良かったので、こちらも読んでみました。

結構共通している内容が多い印象です。

「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」が「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」の続編だと思ってもらえば良いと思います。


「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」どちらにも言えることなんですが、ビジネス書なのにお金に対して全然ギラギラしている感じがないです。

西野はお笑い芸人時代、自分の給料を母親の口座に振り込んでもらっていて、自分の貯金額を知らなかったそうなので、そういう人柄が表れているんだと思います。

それに、お笑い芸人として売れっ子だったので、もうお金には困っていないというのもあると思いますけどね😗


お金は儲からなくても良いけど、絵本作家として自分の作品を多くの人に届けるにはどうしたら良いだろう?というのが本書の出発点になっています。


一般のビジネス書

「どうやって商品を売るか?」

「どうやってお金を儲けるか?」


西野のビジネス書

「どうやって作品を届けるか?」

「どうやってビジネスとして成立させるか?」


ビジネス書らしくない砕けた表現で読みやすいので、社会人だけでなく学生さんにも読んでもらいたいですね。



【西野亮廣】道なき道の歩き方〜魔法のコンパス〜


「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」についても書評を書いていますので、良かったらこちらも読んでみてください。

nskydiving.hatenadiary.jp

【書評】仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する"価値のインターネット"

仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する

仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する"価値のインターネット"

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する"価値のインターネット"」(四條寿彦、 Giant Gox 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

リップルコミュニティで活躍する著者が、自身の経験を踏まえてまとめたリップル入門書。
サイト「Ripple 総合まとめ」の管理人で、日本のリップルコミュニティの中心人物であるGiantGox氏が、監修の立場で本書にアドバイスいただいています。
2017年は「仮想通貨元年」と呼ばれ、2018年はさらに注目度がアップ。リップルを中心とした仮想通貨の最前線を知るには最適の一書となります。
リップルは、数ある仮想通貨の中でも、異なる通貨同士の国境をなくす「ブリッジ通貨」として、他の仮想通貨と一線を画しています。国際間の通貨決済などを、瞬時に、無料で、確実に行うことができる、これまでにない画期的なシステムを備え、新しい未来はリップルが切り拓くと考えられているほどです。
とりわけ、これからの基本インフラの発動力となる「価値のインターネット」という概念を実社会に定着させていく上で、極めて重要なカギを握っています。本書はリップルコミュニティのなかで、若手のリップラーとして注目されている筆者による“リップル教科書"として、ゼロからリップルを学ぶことができる究極の入門書です。もちろん仮想通貨全般についても、ていねいな解説が加えられています。

もくじ
I 仮想通貨とは?
参加者が担うシステム運営/ウォレットを操作する二つの「鍵」/なぜ仮想通貨が盛り上がっているのか?/すべてはビットコインから始まった/ブロックチェーン技術と分散型台帳技術/さまざまな承認方式と報酬/二つのフォークと2016年の大事件/ビットコインの本当の歴史/アルトコインが誕生した理由/現在流通している仮想通貨たち。

II 投資としての仮想通貨
初めの一歩、仮想通貨の買い方/仮想通貨投資の心構え/レバレッジは計画的に/覚えておきたいロングとショート/価格で見る仮想通貨の歩み/トークンの先行販売、ICOって何?/仮想通貨所得の税制。

III 進化し続ける支払い手段 フィンテックで変わる日常生活/普及途上にある日本のモバイル支払い/支払いと清算と決済/現在の国際送金の仕組み/問題点だらけの国際送金。

IV 国際送金の問題を打破するリップル
銀行が採用した仮想通貨技術/リップルの誕生/画期的なRCLのシステム/リップル社の概要/インターレジャー/提供する三つのソリューション/『インサイト』で読むリップルの躍進。

V リップルのデジタル資産XRP
これだけは知りたいXRP/リップルが公にした「6つの迷信」/ツイッターなどで見る疑問/競合の懸念はあるのか?/リップルの流動性向上戦略/ワクワクするリップルの可能性。

VI リップルは盛り上がっている! 
ティム・バーナーズ=リーの発言/リップルと関係している企業たち/リップルにまつわるニュース/上がり続けるリップルの認知度/〝熱い〟ツイッターのリップルコミュニティ。

VII リップルで未来が変わる
マイクロペイメントという〝革命〟/大きな意義がある「価値のインターネット」/未来はすぐそこに来ている 


著者について

四條寿彦さん、 Giant Goxさん(@GiantGox)はお二人ともリップルコミュニティの方です。

Giant Goxさんはリップルの情報サイト「Ripple総合まとめ」を運営されています。

gtgox.com


感想

リップルについては、これ一冊読んでおけば OK な感じです。


本書は、

  1. 現在の国際送金の仕組みを説明
  2. 現在の国際送金の問題点を指摘
  3. 現在の国際送金の問題点をリップルがどのように解決してくれるのかを説明

というように、順を追って書かれていて、すごく分かりやすかったです。


リップルには「RippleNet」「xCurrent」「xRapid」「xVia」という複数のソリューションがありますが、システムが複雑で難しいですし、いまいちよく分かっていないという方も多いと思います。

この辺りもきちんと押さえられているので、リップルの仕組みを理解するのに助かりました。


Kindle 版は 352 円とお安いので、ちょっとだけ気になったという方にもお薦めしやすいですね。


さいごに

リップルについては、別記事に書いていますので、良かったら読んでみてください。

nskydiving.hatenadiary.jp

【書評】マンガで身につく 多動力

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「マンガで身につく 多動力」(堀江 貴文 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

原作・堀江貴文、30万部突破の大ヒットビジネス書『多動力』がついにマンガ化!!

旧態依然としたメーカーに勤める、若手サラリーマン鈴木は代わり映えのない日々を送っていた。
一方、同じフロアには「副業で給料の3倍を稼ぐ」という規格外の先輩・堀口が居た。
そんなある日、会社のビルが全社員ごと突然無人島に転送されてしまう。現在地不明、食料も無い、究極のサバイバル。
鈴木は「多動力」を身につけ、生き残ることが出来るのか……!?

「まずは、一つのことにサルのようにはまれ、そして鳩のように飽きよ! 」
「大事な会議でスマホをいじる勇気を持て! 」etc……
いくつもの仕事を同時に動かし、自分の人生を1秒残らず使いきるための究極のスキル「多動力」。
そのエッセンスを凝縮した、衝撃のビジネスコミック!


著者について

この本の著者は 3 人います。

原作:堀江 貴文

シナリオ:星井 博文

企画:箕輪 厚介


原作「多動力」の著者に漫画家の星井 博文が加わった形です。

星井 博文は知らない人が多そうですが、「マンガでわかる〇〇」で多く実績を持つ漫画家さんですね。


本書について

本書は原作「多動力」の漫画版となっています。

「多動力」の書評は別記事に書いていますので、よろしければこちらもお読みください。

nskydiving.hatenadiary.jp


感想

原作「多動力」とどう違うのか気になる方も多いと思いますが、実際かなり忠実に漫画化されていると思いました。

漫画版で追加されている新しい内容はないので、すでに「多動力」読んでいて内容だけ知りたいという方は、漫画版まで読む必要はないかもしれません。

私は「多動力」も読んでいましたが、漫画版は漫画版で面白かったので、読んで良かったと思います。


さて、漫画の内容ですが、他の漫画版ビジネス書とは一線を画しています。

すべては箕輪 厚介のこの一言から始まったんだと思いますが、ストーリーがぶっ飛んでます!


1 章が無料公開されていますので、気になる方は読んでみてください。 newspicks.com


「多動力」も読みやすい本でしたが、「マンガで身につく 多動力」はさらに読みやすくて、読み終わるのに 1 時間もかからないと思うので、忙しい方にはこちらをお薦めします。

【書評】革命のファンファーレ 現代のお金と広告

こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂

「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」(西野 亮廣 著)を読了したので、書評を残しておきます。


内容紹介

クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、"現代のお金の作り方と使い方"と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。


著者について

著者はお笑いコンビ「キングコング」の西野(@nishinoakihiro)です。

はねトび世代で知らない人はいないと思うんですが、キングコングが「はねるのトびら」のレギュラーになったのが 2001 年なので、もう 16 年前なんですね・・・

今の若い人は「西野 亮廣」と言えば、「お笑い芸人」ではなく「絵本作家」だと思っている人が多いんでしょうねえ。


感想

正直言うと最初は全然期待していなかったんですが、読み終わってみるとかなり良かったです。

西野の書いた絵本「えんとつ町のプペル」を売るためにどんなことをやったのかが書いてある本なんですが、他のビジネス書と比べると格段に分かりやすいです。

絵本は 1 万部売れれば大ヒットと言われるくらいマーケットが小さいのですが、その中で「えんとつ町のプペル」は 30 万部以上売れて超大ヒットとなっています。

絵本「えんとつ町のプペル」は Web 上で無料公開されていますので、興味のある方は見てみてください。

本書にも無料で公開することにした経緯が書かれています。


spotlight-media.jp


西野本人による読み聞かせ動画もありますが、絵本とはまた違った雰囲気があって良かったです。


【えんとつ町のプペル】読み聞かせスライドショー|POUPELLE OF CHIMNEY TOWN


実は本書「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」も無料公開されています。

さらに言うと、この本の内容を話している講演会の動画も無料公開されています。


西野亮廣「革命のファンファーレ」出版記念講演会inホーチミン(パート1)


無料公開なんてしたら本が売れなくなるんじゃないの?と思うかもしれませんが、発行部数は 15 万部を突破しています。


えんとつ町のプペル」は映画化されることが決まっていて、2019 年に公開予定です。

ディズニー映画と同時期に公開して、興行収入で上回ることが目標らしいので、こちらも楽しみですね。