ハードウェアウォレットもマルウェアに感染するの?
こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂
ハードウェアウォレットは仮想通貨を安全に保管するための機器です。
仮想通貨を送受信するとき以外はネットワーク接続されていないので、仮想通貨取引所に保管するよりもハッキングに遭うリスクが低いと考えられています。
しかし、最近になってブログや SNS 上で「ハードウェアウォレットがマルウェアに感染して、仮想通貨が不正送金された」という報告があり、話題になっていました。
本当にハードウェアウォレットもマルウェアに感染するものなのか?
不安になっている方もいると思うので、少し調べたことを残しておきます。
問題のハードウェアウォレット
今回、問題となっているハードウェアウォレットは Ledger 社の「Ledger Nano S(レジャーナノエス)」という製品です。
【日本正規品】Ledger Nano S (レジャー ナノS)仮想通貨ハードウェアウォレット ビットコイン イーサリアム リップル 日本語サポート付き
- 出版社/メーカー: Ledger
- メディア: エレクトロニクス
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Ledger 社の公式発表
今のところ、製品に何か問題があったという発表はありません。
「もし PC がマルウェアに感染したとしても、ハードウォレットに保管されている仮想通貨にはアクセスされない」というのが、Ledger 社の公式見解です。
Ledger 製品のセキュリティ対策
今回の騒ぎを受けて、公式サイトで製品のセキュリティ対策について、お知らせをしています。
以下のことを実施しておくことで、製品を安全に使えるとのことです。
・送信前に PC と Ledger デバイス本体の受信アドレスが一致することを確認する。
・常に Ledger Wallet Bitcoin Chrome アプリケーションを最新バージョンにアップデートする。
Ledger 製品に偽造品の心配はあるのか
Ledger Nano Sの安全性について - Ledger日本正規代理店 ハードウェアウォレットジャパン
Chrome アプリと接続すると、偽造品は認識しないようになっているそうです。
さいごに
100 %ハッキングに遭わないコンピュータ機器はありません。
「投資は自己責任」と言われますが、セキュリティも含めて自己責任です。
ブログや SNS は不正確な情報も含まれていますので、そのような情報は鵜呑みにせず、自分で調べるようにしましょう。
もしハードウェアウォレットのことで不安なことがあれば、公式サポートに連絡することをお薦めします。