【書評】仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する"価値のインターネット"
仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する"価値のインターネット"
- 作者: 四條寿彦(著)、Giant Gox(監修)
- 出版社/メーカー: 天夢人
- 発売日: 2018/03/17
- メディア: 単行本
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こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂
「仮想通貨リップルの衝撃 Rippleが実現する"価値のインターネット"」(四條寿彦、 Giant Gox 著)を読了したので、書評を残しておきます。
内容紹介
リップルコミュニティで活躍する著者が、自身の経験を踏まえてまとめたリップル入門書。 サイト「Ripple 総合まとめ」の管理人で、日本のリップルコミュニティの中心人物であるGiantGox氏が、監修の立場で本書にアドバイスいただいています。 2017年は「仮想通貨元年」と呼ばれ、2018年はさらに注目度がアップ。リップルを中心とした仮想通貨の最前線を知るには最適の一書となります。 リップルは、数ある仮想通貨の中でも、異なる通貨同士の国境をなくす「ブリッジ通貨」として、他の仮想通貨と一線を画しています。国際間の通貨決済などを、瞬時に、無料で、確実に行うことができる、これまでにない画期的なシステムを備え、新しい未来はリップルが切り拓くと考えられているほどです。 とりわけ、これからの基本インフラの発動力となる「価値のインターネット」という概念を実社会に定着させていく上で、極めて重要なカギを握っています。本書はリップルコミュニティのなかで、若手のリップラーとして注目されている筆者による“リップル教科書"として、ゼロからリップルを学ぶことができる究極の入門書です。もちろん仮想通貨全般についても、ていねいな解説が加えられています。 もくじ I 仮想通貨とは? 参加者が担うシステム運営/ウォレットを操作する二つの「鍵」/なぜ仮想通貨が盛り上がっているのか?/すべてはビットコインから始まった/ブロックチェーン技術と分散型台帳技術/さまざまな承認方式と報酬/二つのフォークと2016年の大事件/ビットコインの本当の歴史/アルトコインが誕生した理由/現在流通している仮想通貨たち。 II 投資としての仮想通貨 初めの一歩、仮想通貨の買い方/仮想通貨投資の心構え/レバレッジは計画的に/覚えておきたいロングとショート/価格で見る仮想通貨の歩み/トークンの先行販売、ICOって何?/仮想通貨所得の税制。 III 進化し続ける支払い手段 フィンテックで変わる日常生活/普及途上にある日本のモバイル支払い/支払いと清算と決済/現在の国際送金の仕組み/問題点だらけの国際送金。 IV 国際送金の問題を打破するリップル 銀行が採用した仮想通貨技術/リップルの誕生/画期的なRCLのシステム/リップル社の概要/インターレジャー/提供する三つのソリューション/『インサイト』で読むリップルの躍進。 V リップルのデジタル資産XRP これだけは知りたいXRP/リップルが公にした「6つの迷信」/ツイッターなどで見る疑問/競合の懸念はあるのか?/リップルの流動性向上戦略/ワクワクするリップルの可能性。 VI リップルは盛り上がっている! ティム・バーナーズ=リーの発言/リップルと関係している企業たち/リップルにまつわるニュース/上がり続けるリップルの認知度/〝熱い〟ツイッターのリップルコミュニティ。 VII リップルで未来が変わる マイクロペイメントという〝革命〟/大きな意義がある「価値のインターネット」/未来はすぐそこに来ている
著者について
四條寿彦さん、 Giant Goxさん(@GiantGox)はお二人ともリップルコミュニティの方です。
Giant Goxさんはリップルの情報サイト「Ripple総合まとめ」を運営されています。
感想
リップルについては、これ一冊読んでおけば OK な感じです。
本書は、
- 現在の国際送金の仕組みを説明
- 現在の国際送金の問題点を指摘
- 現在の国際送金の問題点をリップルがどのように解決してくれるのかを説明
というように、順を追って書かれていて、すごく分かりやすかったです。
リップルには「RippleNet」「xCurrent」「xRapid」「xVia」という複数のソリューションがありますが、システムが複雑で難しいですし、いまいちよく分かっていないという方も多いと思います。
この辺りもきちんと押さえられているので、リップルの仕組みを理解するのに助かりました。
Kindle 版は 352 円とお安いので、ちょっとだけ気になったという方にもお薦めしやすいですね。
さいごに
リップルについては、別記事に書いていますので、良かったら読んでみてください。