仮想通貨「Lisk(リスク)」不正ブロック混入でブロックチェーン一時停止へ〜6月4日復旧〜
こんにちは、スカイ(@nskydiving)です🙂
6 月 2 日 13 時 7 分頃、仮想通貨「Lisk(リスク)」のブロックチェーンに不正なブロックが混入し、送金ができない問題が発生しました。
現在は復旧しています。
この件について、あまり日本語の情報がないようなので、少しまとめておきたいと思います。
国内の仮想通貨取引所の対応
国内の仮想通貨取引所ではビットフライヤーとコインチェックが Lisk を取り扱っています。
今回の件について、両社共に公式ツイッターでアナウンスしています。
リスク・ブロックチェーンにおいてブロック生成が止まる事象が発生していることを受け、現在リスクのご送付サービスを一時停止しております。再開時、改めてご連絡いたします。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2018年6月2日
Liskネットワークにおいて不適正なブロックが紛れ込んでしまった影響で、日本時間13:07頃より新たなブロックが作られない事象が発生しております。(参考: https://t.co/sxK3uYKy1K )
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年6月2日
それを受けてコインチェックでは14:58より、Liskの送金を停止させていただいております。
※復旧したというアナウンスがありました。
リスク・ブロックチェーンが安定化しブロック生成が再開されたことに伴い、一時的に停止しておりましたリスクのご送付サービスを再開いたしました。bitFlyer の全てのサービスを通常どおりご利用いただけます。
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) June 4, 2018
Liskネットワークの安定が確認できましたため、本日11:17をもちましてLiskの送金を再開いたしました。現在は正常にブロックが作成されております。
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年6月3日
停止中にいただきました送金申請につきましては、順次対応してまいります。よろしくお願い申し上げます。
Lisk 財団の対応
Lisk を開発している Lisk 財団も公式ツイッターでアナウンスしています。
🔧 We've released #Lisk Core 0.9.15, which deals with this morning's issue of a malformed transaction stopping transaction processing and block production.
— Lisk (@LiskHQ) 2018年6月2日
Release notes are available on GitHub: https://t.co/QyN30nKcV4
詳細は、下記の reddit(レディット)の投稿にあります。
正確な情報は原文(英語)を読んでもらいたいのですが、要点だけまとめておきます。
- 何者かが、Lisk のバグを利用し、悪意のあるトランザクションを送信したことにより、Lisk のブロックチェーンに不正ブロックが混入。
- 6 月 2 日の朝(ヨーロッパ時間)、これを Lisk のセキュリティシステムが自動検知し、ブロックチェーンが一時停止。
- 事件後に発生したトランザクションは 150 件あったが、Lisk のブロックチェーンには含まれていない。
- 今回の事件による資金の流出はない。
- Lisk のバグは「Lisk Core v.0.9.15」で修正され、すでにリリースされている。
さいごに
Lisk のバグはすでに修正されているとのことなので、すぐに復旧すると思われます。
とりあえず、資金の不正流出はなかったようなので、一安心ですね😆
クレジットカード大手ビザのカードが、英国やその他欧州各国で決済されないという報道がありました。
この記事の中で、下記のように書かれています。
ここで注目されるのがビットコイン(BTC)の非集権ネットワークだ。2009年1月のスタート以来、動作が中断したことがないといわれる。
しかし今回の事件で、「非集権ネットワークでも動作が停止することがある」ということが証明されてしまいました😓
この記事が投稿されたのは、Lisk のブロックチェーンが一時停止した日と同じ 6 月 2 日です。(偶然ですよね?😅)
実際に被害を受けたユーザーがほとんどいないためか、あんまり報道されていませんね😩
しかし、仮想通貨において、ブロックチェーンが停止してしまうというのは、かなり致命的だと思うんですが、みなさんはどう思いますか?😓